タール色素を含まない口紅を選んで下さい
以前は深刻な相談を受けることが多くありました。
「アスピリン喘息で入院し医師から、今号はアスピリンと似た化学要素を
持っているタール色素入りの口紅を使ってはいけないと忠告されました。
仕事上をどうしても口紅だけはする必要があるため、タール色素が含まれていない
口紅を探しているのですが見つかりません。」
ここで言うタール色素と言う物は俗に言うあのコールタールそのもので
体に良い訳がありません。
コールタールは黒色のネバネバした油状の部質で体に良いわけはありません。
タール色素は、コールタールを蒸留して温度によって作り分けられています。
現在では石油を原料としていてベンゼン、トルエン、ナフタリンなどから
合成されています。日本での名前は有機合成色素といいます。
そのタール色素の一部にはアスピリンがあり、鎮痛剤や解熱剤として有名です。
またアスピリンは激しいアレルギーを起こす事でも知られているのです。
また口紅用として使われる赤色203号や231号がありますがこれらはやはり
アレルギーを引き起こすアスピリンとよく似た構造を持っているのです。
今までは口紅を作るときにはこれらの化学式構造の物を使わなければ
製造することができませんでした。
近年ではこのような事から徐々に、危険性の少ない成分に切り替えられて
来ていますので、確製品の原材料などをチェックすることをお勧めします。
口紅は長年使い続けていても安全なものがいいに決まっています。
タール色素の含まれていない口紅がもっと浸透していき
鮮やかな商品が増えていき、どんどん選択の幅が広がることを期待しています。